鼻がつまるのはなぜか・鼻づまりの原因は?

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鼻がつまると、スムーズに呼吸ができなくなり、息苦しくなって本当につらいものです。

鼻づまりの対策をとる前に、なぜ鼻がつまるのか、その原因を探ってみましょう。

 

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鼻づまりの原因

風邪ウィルスの感染

風邪のウィルスが鼻腔内に侵入すると、体は大量の鼻水を出して排除しようとしますが、同時に鼻腔内の毛細血管が広がり鼻粘膜が腫れてきます。

この状態が続くと鼻水がスムーズに流れなくなり、鼻づまりの症状として現れます。

風邪ウィルスが原因の鼻づまりは、一般的に3~5日で回復しますが、まれに鼻づまりが長引き急性鼻炎や急性副鼻腔炎に進んでしまうことがあるので、注意が必要です。

 

鼻の粘膜の炎症

慢性的に鼻の粘膜に炎症があると、鼻の粘膜が腫れ、ネバネバとした鼻汁が出ます。

鼻の粘膜は、次第に固く厚くなり、鼻水が溜まっても外に出せない状態となり、頑固な鼻づまりとなります。

 

副鼻腔炎(蓄膿症)

副鼻腔とは、鼻や目の周囲にある大小の骨の空洞ですが、風邪をひいて鼻腔の炎症が長引いた場合など、粘膜の炎症が副鼻腔のほうまで広がってしまうことがあります。

そこに細菌感染が起こると炎症をますます悪化させ、鼻づまりの他、黄色や黄緑色の鼻水が出たり、鼻水に鼻血が混じったり、頭が重くなったり、目や歯の痛みが出たり、疲れやすくなる、不眠などの症状が引き起こされます。

これが副鼻腔炎で、急性のものと慢性のものとがあります。副鼻腔炎の症状が出たら早めに耳鼻科を受診しましょう。

 

アレルギー性鼻炎

花粉、ハウスダスト、ダニ、カビ、犬や猫の動物の毛などがアレルゲンとなり、呼吸をした時に一緒に吸い込むと、過敏に反応して鼻水が出たり、鼻づまりがおきます。

同時にくしゃみや咳、目のかゆみ、目の充血などの症状が出たり、喘息の発作が起きることもあります。

 

刺激による鼻づまり

急に寒い場所に出たり、乾燥した空気に触れたときに鼻腔粘膜が刺激を受け、鼻水が出たり鼻づまりが起こることがあります。
また、化学的刺激(薬物など)により、鼻づまりが起こる事もあります。

 

アデノイドの腫れ(肥大)

子供の鼻づまりの原因として、最も多いのがアデノイドの腫れによるものと言われています。

アデノイド(咽頭扁桃)とは、喉と鼻の間にあるリンパ組織ですが、2歳~5歳ぐらいがもっとも大きく、その後は次第に小さくなります。

風邪をひいた後やその他の色々な原因でこのアデノイドが腫れたり、肥大したりすると、鼻づまり、鼻声、いびき、口呼吸などの症状として現れます。

軽症の場合は炎症を抑える薬の服用や、点鼻薬で症状を軽減できますが、重症化すると手術が必要になることもあります。

この病気が疑われる場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診しましょう。

 

鼻の構造による鼻づまり(鼻中隔弯曲症)

鼻の中の左右の鼻腔を隔てている「鼻中隔」という壁が、どちらかに大きく曲がっているのが「鼻中隔弯曲症(びちゅうかくわんきょくしょう)」という症状です。

左右の鼻腔がまったく同じ人はいませんが、鼻中隔のゆがみが大きいと、狭いほうの鼻腔は鼻水の通りが悪くなり、鼻づまりを起こします。

いびきや睡眠呼吸障害、副鼻腔炎、滲出性中耳炎などを引き起こすこともあるため、片方の鼻だけ鼻づまりが長く続いている場合は、耳鼻咽喉科を受診しましょう。

重症の場合は、鼻中隔矯正術を行うことにより改善します。

 

鼻せつ

「鼻せつ」とは、鼻の入り口の毛穴に細菌が感染して炎症を起こしたものです。鼻づまりのほか、鼻の入り口に膿がたまって痛みが出たり、熱を持って腫れたりします。

症状が進行すると、膿がやぶれて出てきたり、顔面まで腫れる「顔面蜂窩織炎(がんめんほうかしきえん)」になることもあります。

通常は抗生物質の服用や、抗生物質入りの軟膏の塗布で治療しますが、膿が広範囲にたまっている場合は、切開して出すという治療法もあります。

 

鼻たけ

風邪や副鼻腔炎による鼻粘膜の腫れが長く続いた場合に、鼻の中に水ぶくれのようなキノコ状のポリープができることがありますが、これが「鼻たけ」と言われるものです。

このポリープができると、最初は左右交互の鼻づまりがおき、次第に両方の鼻がつまるようになります。

また、鼻水や鼻の充血などの症状が出たり、嗅覚が鈍くなったりします。
この「鼻たけ」は、自然に消失する場合といつまでも残る場合とがあります。

 

鼻の穴にできたガン

めったにないことですが、鼻の穴にガンができた場合、鼻づまりの他、出血や悪臭のある鼻汁が出ます。

歯ぐきや頬の痛みが出ることもありますが、このような場合は一刻も早く専門医を受診するようにしましょう。

 

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