急に胃が痛む・その原因は?

急な胃の痛みは、さまざまな原因により日常的にいつでも起こります。シクシクとした鈍い痛みから、キリキリとした鋭い痛みまで、痛み方もさまざまですが、時には立っていられないほどの激痛に襲われることもあります。そんな時、落ち着いて対処できるように、胃の痛みの原因を知っておきましょう。

 

胃痛の原因

食べ過ぎ・飲み過ぎ

胃の痛みの原因の中で、最も多いのが食べ過ぎや飲み過ぎによるものです。
胃の中に大量に食べ物や飲み物が入ることにより、圧迫感が生じたり、おなかがつっぱるように痛みます。また、急激な下痢に襲われ、慌ててトイレにかけこむということも起こります。

 

ピロリ菌の繁殖

ピロリ菌は胃の粘膜に棲みつく細菌の1種ですが、日本人の2人に1人がこのピロリ菌に感染していると言われています。感染していても必ずしも病気になるわけではありませんが、ピロリ菌が胃を保護する粘液層で繁殖すると、粘膜層を破壊して胃の表面に炎症をおこすことがあり、キリキリとした胃の痛みを起こすことがあります。また、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃がんの原因になることもあるので、注意が必要です。

 

食中毒

食中毒は、食品などに付着した病原菌や細菌が出した毒素が体内に入り、急激に増殖した場合に発症します。胃の痛みだけというケースは珍しく、多くの場合、嘔吐や下痢、発熱の症状を伴います。
肉や魚介類など、火を通さずに調理したものを食べた後、このような症状が出た場合は、食中毒の可能性が高いと言えます。

 

心理的な影響

胃は心理的な影響を非常に受けやすく、ストレスや過度な緊張により、胃痛のほか胃もたれ、食欲不振、吐き気などの症状が出ることがあります。自律神経が乱れ、胃酸の分泌が過多になって胃粘膜に炎症を起こすのが原因とされています。
過度なストレスや緊張が長く続くと、胃潰瘍になることもあります。

 

胃の冷え

胃や胃の周囲が冷えたときに、胃痛が起こることがあります。寒いときに自転車に乗り腹部に風を受けたり、薄着で長時間外を歩いたりしたときに胃が冷えやすくなります。また、夏でも腹部にクーラーの風があたったり、冷たいものを食べたり飲んだりしたときにも、胃が冷えやすくなります。
胃が冷えると血流が悪くなり、ときには胃けいれんを起こして痛みが発生します。

 

胃のけいれん

みぞおちから腹部にかけて、突然差し込むような強い痛みが起こる場合は、胃けいれんの可能性があります。痛みは数分から長いものでは1~2時間続くこともありますが、胃けいれんそのものは病気ではありません。
胃壁にある筋層とよばれる箇所が極度の緊張によって、けいれんを起こしたように痛むもので、胃炎や胃潰瘍、胃がん、十二指腸潰瘍、胆石症、膵炎などの疾病が原因となる場合と、ストレスや精神的な緊張が原因となる場合があります。

 

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胃酸の分泌過多

胃酸は、食べ物を消化するときに分泌される酸性の液体ですが、胃の中が空っぽの状態でも多量に分泌されるようになるのが胃酸過多です。胃酸過多になると、胃の壁を刺激して炎症を引き起こすことがあり、その結果、シクシク、ズキズキとした胃の痛みを引き起こすことになります。
また、ゲップと同時に酸っぱい液が口の中まで上がって来ることがあり、口臭の原因になることがあります。

 

刺激物の摂取

胃を刺激する食べ物や飲み物は胃の粘膜を荒らすため、急性胃炎の原因になることがあります。アルコールやカフェインは、適量であれば消化を促進する作用がありますが、空腹時に度数の高いお酒を飲んだり、濃いコーヒーを飲んだりしたときに、胃の粘膜を荒らすことがあります。
また、辛いものや熱いもの、冷たいものを急に食べたり飲んだりしたとき、ある種の薬を飲んだときなども胃を荒らし、胃痛を引き起こすことがあります。

 

その他

風邪やインフルエンザなどの感染症にかかった場合や、食物のアレルギーで胃痛が生じることがあります。また、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胆石、膵炎、胆のう炎、肝臓がん、逆流性食道炎、虫垂炎、胃がん、逆流性食道炎、心筋梗塞、狭心症などの疾病により胃痛の症状が出ることがあるので、痛みが強かったり、いつまでも続く場合は、早めに医療機関を受診するようにしましょう。

 

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