健康志向の高まりとともに、現代は色々なサプリメントが販売され、コンビニやネット通販でも手軽に購入することができるようになっています。
生活習慣病やその他の色々な病気を予防したい、あるいは現在の持病や体調不良を何とか改善したいといった思いで、サプリメントを摂取する人が増えています。
しかし、「サプリメントで病気を予防したり改善することができるか?」となると、明確な答えは出ていません。
サプリメントだけで病気を予防・改善することは難しい
人気のあるサプリメントとして、総合ビタミン剤があります。
栄養素としてのビタミン類は、野菜や果物から摂るのが理想的ですが、不足しがちな場合はサプリメントから摂るのも有用です。
全身の体調を整えるためには役立つかも知れませんが、特定の病気を予防したり改善する目的で摂取しても、その効果はあまり期待できません。
そればかりか、サプリメントが体質に合わなかったり、過剰摂取になってしまった場合、思いもかけない副作用が表れ、かえって体調を崩してしまうということも起こります。
健康を保つためには、サプリメントに過度な期待を抱いたり、頼り過ぎないようにすることが大切です。
サプリメントは、摂取の仕方が重要
健康の基本になるのは、やはり食生活と日々の生活習慣です。
どんなに高価で優れたサプリメントを摂取していても、食生活や生活習慣が乱れていては、健康を維持するのは難しいと言えます。
まずは、栄養バランスの取れた食事をしっかり摂り、日頃から身体を動かし、十分な睡眠をとるようにしましょう。
それだけでも免疫力がアップし、自然治癒力が働きます。
その上で、不足しがちな栄養素をサプリメントで摂取するようにすれば、さらに健康効果が高まります。
また、サプリメントを選ぶ時には、内容量や原料などをよくチェックしましょう。
自分の体質に合ったものを選び、過剰摂取にならないよう、一日の必要量をきちんと守ることが大切です。