「ダイエットしよう」と決心したとき、まず最初に見直すべきは食事です。
ダイエットには色んな方法がありますが、食事によるダイエットが成功すれば、その他の難しいダイエット法は必要ないと言っても過言ではありません。
次のような事をヒントに食事によるダイエットにチャレンジしてみてください。
食事によるダイエット法
野菜を増やす
食事でダイエットをするには、食べる量を減らすのが最も手っ取り早い方法ですが、長続きしない可能性もあります。
空腹に耐え切れず間食が増えてしまったり、ダイエットそのものが苦痛になってしまうからです。
食事の総量は変えずに、ご飯や肉、魚類を減らし、その分野菜類を多くしてみましょう。
今までと同じように満腹感も得られ、栄養のバランスも崩れることなく、いつの間にか肥満も解消して行きます。
朝昼はしっかり食べて夜は軽く
忙しい朝の食事は、どうしても軽く済ませがちです。
反面、テレビを見ながらゆっくりできる夕食は、たっぷりのごちそうがテーブルに並ぶというのが一般的です。
人間の体は、日中は活動のためにたくさんのエネルギーが使われますが、夜はエネルギーを蓄えようとします。
エネルギーの源となるのは主に炭水化物などから作られるブドウ糖ですが、このブドウ糖が少なくなると脂肪が燃やされてエネルギーとして使われます。
そのため、朝食、昼食はしっかり食べても問題ありませんが、夕食にカロリーオーバーしてしまうと、体を動かさない夜はエネルギーとして消費されず、どんどんと体に溜まってしまいます。
夕食は寝る3時間前までに摂るのが理想ですが、さらに夜食も食べるとなるとダイエットどころではありません。
ダイエットするなら、「なるべく夜は軽く」を心がけてみましょう。
食べる順番を変えてみる
ごはんやメインのおかずを先に食べて、次にサラダや味噌汁・スープなどを飲むという方は、その順番を逆にしてみましょう。
ごはんやめん類、カロリーの高いおかずなどを先に食べると、血糖値が急激に上がり、同時に体脂肪を合成するホルモンが分泌されるため、太りやすくなります。
食事の前半に3口以上の野菜類や海藻類を食べ、次に汁物を飲み、その後肉魚などメインのおかず、最後にご飯やめん類という順序で食べることを習慣にすると、自然にダイエットが進行します。
油は良質なものを選んで摂る
「油物を摂ると太る」と思われがちですが、そうとばかりは言い切れません。
むしろ油抜きのダイエットは、肌が荒れたり、食事が物足りなくて食べ過ぎてしまったり、精神にも影響を及ぼしてイライラしてしまうことがあります。
ゴマ油、オリーブオイル、しそ油など、植物性の良質な油は、積極的に摂っても大丈夫です。
しかし、インスタント食品やファーストフードに使われている油、スーパーやコンビニなどで売られているコロッケ・から揚げなどに使われている油は、時間が経って酸化している可能性もあり、肥満の原因にもなります。
油は、良質な植物性の油を選んで摂るようにしましょう。
薬味を上手に使う
和食には欠かせない薬味を上手に使うことにより、ダイエット効果を得ることができます。
体温を上げ脂肪燃焼を促進する唐辛子、疲労回復と体内の栄養素をエネルギーに変える働きのあるニンニク、血行促進と消化吸収促進効果のあるショウガ、消化液の分泌と発汗を促すネギ、健胃効果及び鎮痛効果のある山椒などを毎日の食卓に取り入れてみましょう。