下痢止めを飲まないほうが良い場合とは?

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下痢止めの薬は、ドラッグストアやネットでも気軽に購入できますが、安易に使用するとかえって症状を悪化させることがあるので注意が必要です。

下痢止めは、控えたほうが良い場合と使用しても良い場合があるので、覚えておきましょう。

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こんな時は下痢止め薬を飲むのは控えよう

消化不良が原因の場合

食べ過ぎや飲み過ぎが原因で下痢になった場合は、胃や腸の消化機能が追いつかなくなっているだけなので、下痢止めを飲まなくても、回復に向かいます。

柔らかく消化の良いものを少しずつ食べるようにし、胃や腸を休ませるようにすると通常は2日~1週間ほどで回復してきます。

ただし、症状が激しかったり回復が長引く場合は、医療機関を受診して医師の指示に従ってください。

 

ウィルスや細菌が原因の場合

ウィルスや細菌が原因で下痢を起こす「食あたり」「食中毒」の場合は、慌てて下痢止めの薬を飲むとかえって悪化することがあります。

腸の中で繁殖したウィルスや細菌を、一刻も早く追い出そうとして下痢になっているからです。

出るものが出てしまえば劇的に回復するのがこのケースですが、まれに発熱や嘔吐を伴って症状が強くなったり、長引いたりする場合もあります。このような場合は、早めに医療機関を受診しましょう。

また、ウィルスや細菌が原因であるかどうか分からない場合や、症状が激しい場合などは、自己判断は避けて医療機関で詳しい検査を受けてください。

 

慢性の下痢の場合

慢性の下痢の場合、習慣的に下痢止めの薬を使用すると回復が遅くなる可能性があります。

薬の力で無理やり腸の働きを弱めて下痢を止めるため、腸本来の機能が働かなくなるからです。

強い下痢止めには神経に働きかけて下痢を止める作用がありますが、何度も使用しているうちに神経が慣れてしまい効かなくなってきます。

さらに強い下痢止めを使用するという悪循環に陥ることになり、ますます腸本来の機能が回復できなくなってしまいます。

慢性の下痢の場合は、できる限り下痢止め薬の使用回数を減らし、胃や腸が正常に働くように持って行くのがベストですが、個人での判断が難しい場合は、病院にて適切な診察を受けるようにしましょう。

 

副作用のリスクがある場合

下痢止めは薬であるため、副作用にも注意が必要です。腸の働きを弱める作用があるため、効き過ぎれば便秘になります。

また、めまいや眠気を引き起こしたり、動悸、喉が渇く、肌に湿疹や痒みが出るなどのほか、時にはショック状態になることもあります。

下痢止め薬に比べると整腸剤や漢方薬、乳酸菌のサプリメントなどのほうが副作用のリスクは少ないと言えます。

 

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こんな時は下痢止め薬を飲んでも大丈夫

十分に栄養が摂取できない

下痢が続き、十分に栄養が摂取できず体力の消耗が見られる場合は、下痢止めの使用もやむを得ません。

しかし、常用することは避け、医療機関を受診するなどして根本原因から治すようにしましょう。

 

緊急を要する場合

外出の用事があったり、車や電車の中で移動中など、緊急を要する場合は我慢せずに下痢止め薬を使用しましょう。

ただし、この場合もできるだけ常用は避けるようにしましょう。

 

冷えや生理に伴う下痢の場合

冷えや生理に伴う下痢の場合も、下痢止め薬を使用して止めることができますが、まずはお腹の部分を冷やさないようにしましょう。

また、下痢止めの薬を飲む場合は鎮痛剤との併用は避けてください。

 

過敏性腸症候群の場合

過敏性腸症候群による下痢の場合、ストレスや不安が原因なので、下痢止め薬を飲んでも胃腸への影響はあまりありません。

しかし、副作用が起こる可能性もあるので、やはり乱用は禁物です。

自律神経を鍛えたり、ストレスや不安を減らすなどして症状が起こらないように体質改善をして行きましょう。

 

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