周りから音が出ている訳ではないのに、断続的に音が聞こえる耳鳴り。
気になって気になって何もできない。眠れないということもあります。
この耳鳴りはいったいなぜ起こるのか、何が原因なのかをさぐってみました。
耳鳴りの原因
筋肉の緊張
肩こりや首のこりがある場合、周辺の筋肉が緊張して耳鳴りを引き起こすことがあります。
パソコン作業やその他のデスクワークなど、長時間同じ姿勢を続けていると、首や肩の筋肉が緊張して血流不足を起こすことが原因と考えられています。
この場合、マッサージなどで肩こりや首のこりを解消すると、耳鳴りも自然に消失します。
耳鼻科の病気
中耳炎や内耳炎、外耳炎、鼓膜炎などの耳の病気が原因で耳鳴りが発生することがあります。
この場合は、耳鼻科で比較的容易に診断と処置が行われるため、病気の治癒とともに耳鳴りも消失する可能性が高くなります。
心理的ストレス
日々の生活の中で、何らかの心配事や悩み、その他の急激なストレスがあると耳鳴りがしたり、耳鳴りが大きくなるということがあります。
心理的なストレスは、自律神経の乱れを引き起こし、頭痛や便秘などを引き起こしますが、耳鳴りを引き起こすこともあります。
この場合、ストレスを解消することにより、耳鳴りも軽減したり消失することもあります。
体の歪み
体のどこかに歪みがある場合、内耳を圧迫したり、血液やリンパ液の循環が阻害されたりするために耳鳴りが生じることがあります。
同じ姿勢を取り続けたり、事故の衝撃、精神的ストレスなどによっても体の歪みが生じますが、歪みが軽度の場合は簡単なストレッチで改善し、同時に耳鳴りも改善することがあります。
その他
その他、耳鳴りの原因として脳動脈硬化などの中枢性疾患、高血圧などの循環障害によるもの、突発性難聴やメニエール病によるもの、耳垢塞栓、甲状腺機能亢進などホルモン異常によるもの、ビタミン欠乏などの栄養障害によるもの、アレルギーによるもの、老人性難聴、騒音によるものなどがあげられます。