冬になると背中がかゆくなる場合の原因と対処法

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冬になると決まって背中がかゆくなるという事があります。

自宅にいる場合は良いものの、オフィスや電車の中など、掻きたくても掻けない場所にいる時は、本当につらいものです。

なぜかゆくなるのか、その原因を知り、かゆくならないための対策を取りましょう。

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冬になると背中がかゆくなる原因

冬になると背中がかゆくなる場合の原因として、次のようなことが挙げられます。

皮膚の乾燥

冬になると背中がかゆくなるという方の大半は、皮膚が乾燥してカサカサしています。

皮膚の表面から水分や脂分が失われている状態ですが、こうなると外部からの刺激や細菌の侵入などから肌を守ることが難しくなり、わずかな刺激にも過剰に反応するようになります。

衣服がこすれたり、石鹸で身体を洗ったりするだけでも反応するようになり、皮膚の知覚神経の末端にヒスタミンなどの「かゆみ物質」が分泌されると、脳が「かゆい」と感じるようになります。

我慢できずに掻くことにより「かゆみ物質」はさらに分泌されるため、かゆみの範囲が広がって行きます。

肌のバリア機能の低下

人間の皮膚は、表皮・真皮・皮下組織の三層に分かれていますが、表皮の一番外側にある角質層が肌の内部を守るバリア機能の働きを持っています。

さらに角質層の外側には、水(汗)と油(皮脂)が混ざってできた、天然クリームと呼ばれる皮脂膜があり、水分の蒸発を防いで肌の潤いを保っています。

しかし、冬の寒さで血行が悪くなると、肌細胞への栄養が届きにくくなってターンオーバーが乱れたり、汗をかかなくなって皮脂膜の生成が不十分になると、肌のバリア機能が低下します。

バリア機能が低下した肌は、外部からの刺激に対して敏感になり、かゆみを感じるようになります。

気温の低下と空気の乾燥

気温が低下する冬は、めったに汗をかかなくなるため、皮脂腺や汗腺の働きが悪くなります。その結果、天然クリームの役割を果たしている皮脂膜の生成も弱くなり、皮膚の水分が蒸発しやすくなります。

また、冬は空気が乾燥していますが、エアコンやストーブなどの暖房器具を使用することにより、さらに乾燥が進みます。

空気が乾燥すると、肌も乾燥するようになり、背中のかゆみなどが出やすくなりますが、電気こたつや電気毛布などの使用により、かゆみはさらに悪化します。

偏った食生活

偏った食生活が、肌の乾燥や肌荒れの原因になったり、背中のかゆみを引き起こすことがあります。

かゆみは、皮膚細胞に存在する「ヒスタミン」という化学物質が放出されることにより、神経が刺激され、その刺激が脳に伝わることによって生じます。

カツオ、マグロ、ブリなどの赤身の魚や、卵白、ほうれん草、タケノコ、ナス、チョコレート、ココアなどは、このヒスタミンを放出する作用があるので、食べ過ぎないようにしましょう。

また、辛い食べ物やアルコール類は、身体が温まって血行が良くなりますが、かゆみも強くなることがあるので、摂り過ぎには注意してください。

入浴時の洗い過ぎ

入浴時に、石鹸をつけて肌をゴシゴシこすり過ぎると、肌表面の皮脂膜や角質細胞が剥がれてしまいます。すると、外部からのわずかな刺激にも敏感になり、かゆみを感じるようになります。

さらにゴシゴシこすると、一時的にかゆみは治まるものの、よけいに拡がったり強くなる傾向があります。

また、40℃以上の熱いお湯につかると、肌から皮脂が溶け出して乾燥しやすくなるため、やはりかゆみはひどくなります。

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背中がかゆい時の対処法

背中がかゆい時、むやみに掻くと皮膚が傷ついたり、かゆみの範囲が広がってしまい治りが遅くなります。

まずは、次のような方法で対処してみてください。

市販のかゆみ止めを使用する

何度も掻いて症状が悪化する前に、市販のかゆみ止めを使用してみましょう。

かゆみ止めには、スプレータイプや軟膏タイプ、クリームタイプなどがあるので、使いやすいものを選びましょう。

また、内容成分もよくチェックして、症状に合わせたものを選んでください。
湿疹や炎症などがなく、かゆみだけなら抗ヒスタミン薬やノンステロイドタイプの鎮痒消炎薬で治まります。

炎症やアレルギー反応を起こしている場合は、抗生物質とステロイド成分を配合した医薬品により治癒効果が期待できます。

ただし、ステロイドについては使い方が難しい場合もあるので、薬剤師に相談したり病院の皮膚科を受診して症状に合ったものを処方してもらったほうが安心です。

保湿剤を使用する

背中の皮膚の乾燥が原因でかゆみが出る場合、保湿剤を使用して乾燥を防ぐことにより、かゆみも防ぐことができます。

保湿剤は、皮膚のバリア機能を修復するとともに、表面に人工的な膜を作って水分の蒸発を防ぎ、外部の刺激からも肌を守る働きがあります。

市販品の保湿剤の中では、尿素、セラミド、コラーゲン、ヒアルロン酸、ワセリン、ヘパリンなどが配合されたクリームタイプがおすすめですが、ベトつきが苦手な方には、水分が多めでさらっとしているローションタイプのものが使いやすいかもしれません。

油分の多い軟膏タイプの保湿剤はベトつきますが、汗で流れ落ちにくく保湿力も高いので、じくじくした皮膚に使用することもできます。

また、保湿剤の中には、かゆみ止めの成分が一緒に入っているものもあります。

保湿剤はドラッグストアや通販で購入することもできますが、かゆみが悪化したり、皮膚が炎症を起こしている場合は、皮膚科を受診して症状に合ったものを処方してもらってください。

衣類の素材を選ぶ

背中のかゆみは、衣服の刺激で発生したり、悪化することがあります。

特に肌に直接触れる下着類は、化繊素材より綿や絹など天然素材で作られたもののほうが、刺激が少なく安心です。

また、肌に密着するタイプの衣類や、ゴムで締め付けるタイプの衣類も肌を刺激しやすいので、避けるようにしましょう。

栄養をしっかり取る

栄養バランスの取れた食品をしっかり摂ることは、肌細胞に潤いを与え代謝を促進するため、かゆみを抑えることにもつながります。

特にビタミン類が豊富に含まれた緑黄色野菜や果物類は、血行を良くして肌の乾燥を防いだり、きれいな肌を維持する効果も期待できるので、積極的に摂るようにしましょう。

また、カツオ、マグロ、ブリなどの赤身の魚や、卵白、ほうれん草、タケノコ、ナス、チョコレートなどは、かゆみを引き起こす「ヒスタミン」を放出する作用があるので、食べ過ぎないようにしましょう。

ヒスタミンの少ない食品には、キャベツ、ブロッコリー、小松菜、オレンジ、いちご、納豆、ヨーグルト、海藻類、キノコ類などがあります。

入浴の仕方

背中のかゆみは、入浴の仕方で治まって来たり悪化したりします。

タオルに石けんやボディシャンプーをつけてゴシゴシこすると、肌の潤いを保っている皮脂を落としてしまい、角質層の細胞まで傷つけてしまいます。その結果、肌が乾燥しがちになり、かゆみも悪化します。

石けんやボディシャンプーは、できる限り刺激の少ないものを選び、肌をこすらずに洗うようにしましょう。

また、40℃以上の熱い湯につかると皮脂膜が溶け出してしまい、肌細胞も傷めやすいので、浴槽の温度は40℃以下に保つようにしましょう。

さらに、入浴後はバスタオルでゴシゴシと擦らずに、肌を押さえるようにして拭くようにしましょう。

肌を温めすぎないようにする

エアコンやストーブなどで、部屋の中を過度に暖め過ぎると、空気が乾燥するとともに肌も乾燥し、かゆみが悪化します。

また、こたつや電気カーペット、電気毛布などの過度な使用も背中のかゆみにつながるので、適度な使い方を心がけましょう。

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