花粉やダニ、ホコリなどが鼻腔内に付着した時に、それを体外に流し出そうとして大量の鼻水が出ますが、この鼻水を止めるには、まずアレルゲンを防ぐことが重要になります。
また、アレルギー性鼻炎による鼻水は、どうしても止まらず苦しい場合、抗アレルギー剤の服用により止めることができます。
アレルギー性鼻炎の鼻水を止める方法
マスクをする
アレルギー性鼻炎による鼻水の原因は、ほとんどが花粉やダニ、ホコリなど、呼吸によって体内に入ってくるものです。
そして、このようなアレルゲンの吸入は、マスクをすることにより、防ぐことができます。
できる限り目の細かい不織布のマスクを使用して、外気をシャットアウトすることにより、鼻水も止まってきます。
運動をする
軽く汗をかくくらいに運動をしたり、動き回ったりすると、鼻づまりと鼻水が軽減します。
体が温まって血行が良くなり、自律神経のバランスが整えられるためと考えられています。
お風呂に入って体を温めても、同じように鼻づまりと鼻水が軽減します。
鼻の内側にワセリンを塗る
鼻の内側にクリーム状のワセリンを塗ると、鼻水が止まってきます。呼吸とともに入ってきた花粉やホコリ、ハウスダストなどが、ブロックされるためと考えられています。
ワセリンは、薬局などで市販されているほか、ネット通販で購入することができます。
キャンディをなめる
メントールとはハッカの主成分で、抗アレルギー作用・抗炎症作用・血行促進作用があるため、アレルギー性鼻炎による鼻水を軽減することができます。
なめるとスースーするメントール入りキャンディは、花粉の時期にはコンビニやスーパーなどでも販売されています。
アレルギー症状を緩和する食べ物や飲み物を摂る
アレルギー症状を緩和する食べ物や飲み物を摂ることにより、鼻水も和らげることができます。
トマト、シソの葉、にんにく、りんご、ブロッコリー、ニラ、ヨーグルトなどを積極的に食べるようにしましょう。
また、甜茶(てんちゃ)、べにふうき緑茶、ルイボスティ、黒酢、シソジュースなどの飲み物も効果的です。
抗アレルギー剤を飲む
風邪による鼻水と異なり、アレルギー性鼻炎が原因の鼻水は、抗アレルギー剤を飲むことにより止めることができます。
鼻づまりや鼻水がひどく、つらい場合は耳鼻咽喉科のアレルギー科などを受診し、薬を出してもらいましょう。